MEDICAL
産科
乳腺腫瘍

乳腺腫瘍の代表的な症状

  • 胸にしこりがある!
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上記の症状に心当たりがある場合は、
「乳腺腫瘍」にかかっている可能性がございます。

乳腺腫瘍について

乳腺腫瘍・・・つまり女の子に起こりうる、おっぱいのしこりです。

稀に男の子でも生じることがあります。

人間でも一般的に注意喚起がなされている“乳がん”は、動物でも生じます。また動物は人間よりもおっぱいの数が多く、それだけしこりも多く発生しやすいのです。

 

犬、猫はもちろん、ウサギやハムスター、モルモットなど、一般的な哺乳類と呼ばれる生き物には、昔から乳腺腫瘍は発生してきたことが生物の歴史としてあります。

悪性の乳がんだった場合は、リンパ管を通って肺に転移する可能性が高く、早期発見ができた場合にはただちに摘出手術を受けた方がよい疾患です。

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手術について

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触診

やはり最初にしこりに気が付くのは、何といっても飼い主さんであることが多いです。

しこりとは気づかずに放っておいても、定期的に病院で診察を受けているコには、そこで獣医さんから指摘を受けることもあります。

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手術のご提案

小さなしこりであっても、悪性の乳がんである可能性が少しでもあるのなら、早急に手術を勧めています。

様子見にしておいても、進行の早い乳がんであればすぐに転移を起こし、手遅れになるケースもあります。

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乳腺の切除

人間でもその手術内容は詳しく知られていますが、動物でもやはり手術となるとおっぱい(乳腺)ごと大きく切り取る必要があります。

残った乳腺に再発する可能性があるので、しこりの無い乳腺も切り取ることが一般的に推奨されています。

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再発リスク軽減

可能な限り大きくとります。片側の乳腺を全て取り除くこともあります。これにより、今後の再発リスク及び転移のリスクを大きく下げられる効果が期待できます。

当院の手術の流れ

診療の流れ

当院では術前にしっかりと問診と身体検査を行い、飼い主様の不安と疑問が解消できてからの処置となります。少しでも不安や疑問がある場合は何でも聞いて下さい。解決できるまで何度でも説明します!

以下から手術写真ですので、苦手な方は見ないようにしてください。

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    しこりを確認

    動物の乳腺は、腋の下あたりから鼠径部の近くまで広く付いてます。数は左右両方で8~10個。そのどの部分にもしこりはできてしまうので、気になったらすぐに病院を受診してください。

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    しこり除去

    メスでしこり周囲の乳腺ごと取り除きます。母乳が出る器官であるため、血管も豊富に分布しており出血があります。

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    負担を最小限に抑えた手術

    出血をなるべく少なくする為に、当院では電気メスや超音波メスを積極的に使用し、体への負担を最小限にする工夫をしています。

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    手術後入院

    手術を終えると、しばらくは痛みと脱水が出てきます。

    4~5日は経過を診ながら、入院で点滴と疼痛ケアを行います。元気になったら退院です。

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